機械が入れない難所の墓地で、神道式のお墓のお墓じまい工事を行いました。尾鷲市九鬼町にて

こんにちは！ 三重県・和歌山県南部にてお墓のお仕事をさせていただいております、湊石材店の湊です。尾鷲市九鬼町にて、神道式のお墓のお墓じまい工事をさせていただきましたので、ご紹介いたします！

 

【尾鷲市九鬼町 お墓じまい】

 

当店の近く、熊野市にお住まいの方からお墓じまいのご相談をいただきました。奥様のご実家のお墓を見ていく方がいないということで、お墓じまいをお考えでした。

 

こちらがご相談のお墓です。当店から車で3,40分ほどの、尾鷲市九鬼町にありました。神道式のお墓で、一般的なお墓とは少し違った形状をしていました。

 

コンクリートで作られた中には土がこんもりとしていて、古墳のような形です。あまり見たことがなかったので珍しいと思いましたが、同じような形態のお墓が墓地内にもいくつかありました。

 

今回の墓地は港町にあり、家が密集していて墓地の近くまで車で入ることも難しく、お墓を解体してから車を停めた場所まで運搬機で運んでいくことになります。また、墓地も斜面にあり、お墓とお墓の間隔もあまりありませんでしたので、運搬機も近くまで入れることができません。効率良い作業のため、そうした現場の状況もしっかり確認してお墓じまい工事のお見積りを差し上げ、ご了承いただいて工事開始です。

 

まず、お墓の中の土を取り除いて、納骨室からご遺骨を取り出しました。ご遺骨はその場でお客様がお持ちになり、神社の方へ納められるそうです。お客様とお別れして、周りのコンクリートを解体していきます。大きな機械が入れないため、コンクリートも搬出でき入る大きさまで破砕機を使って小割にしていきます。鉄筋も入っていて、しっかり頑丈に作られていました。

 

コンクリートの壁石をハンマーで解体していきます。少しずつ小割にして、運搬機のある場所まで数十メートルほど運びます。人手の必要な作業でしたので、職人さん４人と私、計５名で行いました。

 

全て搬出し、塩でお清めをして工事完了です。

工事は大変でしたが、景色はとてもきれいな現場でした。

 

工事完了後、お客様には完了のご報告を差し上げました。後日ご確認くださったようで、「きれいになってよかったです」とお言葉もいただき、大変な場所での工事だったことも気遣ってくださいました。

今回の現場は立地上、解体→運搬機へ運ぶ→車まで運ぶ　という工程を何度か繰り返して工事を進めました。お墓から運搬機まで解体したコンクリートなどを持って数十メートル歩き、そこから車を停めた場所まで50分程運搬機でカタカタ運んでいくという工程でしたが、５人がかりで無事安全に終えることができました。昔ながらの墓地は、長い階段の先にあったり、お墓同士が密集していたり、大きな機械を入れて作業することが難しい場合もありますが、当店は、そうした現場でも職人さんたちと協力して安全に工事を行っています。お墓じまいの実績も多数ございますので、どうぞ安心してご相談ください。